RainyChannel 連動 文章読本紹介 その10

Stand.fm

 スタエフ連動企画「文章読本紹介、の紹介」の第十回。当該スタエフはこちら。

 今回紹介する本はこちら。

 この本はダンテの翻訳で有名な平川祐弘先生のお書きになった本で、わたしはこれを著者名で検索していて見つけました。

 氏の幅広い見識をもとに展開される議論は非常に面白く、中学、高校当たりの歴史や国語で学んだような話が次々に登場し、あぁ、学校の勉強と言うのはこういう風に役立つのだなと実感するような本です。帯には「そもそも、なぜ英語を学習する必要があるのか?」と書いてあり、裏返すと背側には「まず、読者の皆様に次の質問をお考え願いたい。二十二世紀の日本列島に住む人々は、はたして何語を放しているだろうか。」という文が書かれています。これは「はじめに」の中で述べられている文章を抜き出したものですが、この帯だけでも興味を惹かれるのではないでしょうか。

「日本人は」とせずに「日本列島に住む人々は」となっている点にも考えさせられます。「はじめに」ではその問への回答として、いくつかの例を平川先生ご自身が提示されています。いずれも興味深い内容なので、その辺はスタエフの方で引用しながら触れてみたいと思います。

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